子どもの家では、個々の興味に合わせた教具や用具を子どもたちが納得するまで触れさせる機会を作ります。
子どもたちが取り組む作業をモンテッソーリ教育では「お仕事」と呼んでいます。
できないことがあった時には手助けするのではなく、1人でできるように教えることで
「自分で判断する」
「責任感を持って行動する」
ことを身につけます。
さち・子どもの家に入園するためには、プレ幼稚園クラスに参加していただくことが条件となります。
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代表塩田 寿美江
『子どもはお母さんが大好き!お母さんは子どもが愛おしい!』なのに、子育てで子どもと親がすれ違ってしまうのはなぜでしょう。人間が人間として正しく成長するために、子ども達には自己教育力という自分で自分を正しく導いていく力が備わって生まれてきます。その力を最大限に引き出すためには大人は子どもの興味を見守り、生活を助け、慎重に声をかけていかなければいけません。
しかし、最近の子育ては親の気持ちが中心になり、それをしたら私が嫌だから、怪我をさせたら私が注意されるから、時間に迫られ自分がやってあげた方が早いから、といった理由で子どもの活動が制限されています。子どもの為に何が、どんな時間の使い方が必要か!という視点が忘れられているのではないかと思ってしまいます。
例えば、私たちが植物を育てる時には種をまく時期、肥料を与える時期、水をやる回数など、その植物の特性をよく理解したうえで慎重に機会を見計らって育てていきますね。水をやりすぎても肥料が足りなさ過ぎても種を植える時期が違ってもそれは育ちません。
子どもの成長も同じです。
今、目の前にいる子どもをよく観察して、その子の興味や関心は何に向かっているのか、何が得意で何が苦手か、どんなことが好きで今なにに夢中になっているのか・・それらに気が付くようになれば、親として何をするべきかはおのずと答えが出てきます。また、子どもの自我が強くなるのは確かに正しく成長している証です。その態度がなぜ出てくるのか?なぜそこまでこだわるのか?どうしていつまでも機嫌が直らないのか?実はすべてに理由と答えがあるのです!
誰しも初めから子どもとうまく関われないのはあたりまえ。私も始めはアップアップの新米教師でした。でも、子どもと向き合ってきた30年間の中で、子ども達から沢山のメッセージを受け取りました。そこから学んだ子どものとる行動の意味を、子どもを正しく知る手がかりを、出会いの合ったお母さんたちにお伝えできたらうれしいなと思います。
子どもが笑顔で毎日を過ごせるように、すこやかに成長するように、「できた!できた!」と意欲的な子どもの姿が生まれるように、そしてお母様にとっては、お子様との時間が幸せな時間となるようなお手伝いができればと思っています。
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