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2016.09.13日々のこと
お料理実習日

今月のメニューはホットケーキとポテトサラダ。子どもが学ぶときに大切なポイントは、自分の身体を意識して使う事。「料理活動楽しかったね。」という思い出だけで終わるようなことはしません。自分が今している作業のどこにポイントがあって、自分の身体のどこをどう使えば上手に作ることが出来るのか、注意しなければいけない事柄を意識の中に維持したまま活動が続けられるか・・。などを求めます。

モンテッソーリの教え方はまず見せる事から。「今から先生がホットケーキを1枚焼きます。それを見て分かったら今度は自分で焼くよ。」「この1回でしっかリ覚えてね。あとで分からない、教えては無いからね。」といって見本を見せます。

【1】生地をすくうのはこれくらい。
【2】ホットプレートに流すのはこれくらいの大きさ。
【3】じっと待っていると変わってくるから見て、というと「アッなんか膨らんできた」「風船みたいなの出来てきた」「アッ風船われた、穴空いた。」と待っている時間も楽しい時間です。「ほら、プツプツ穴が開いて膨らんできたね。今が裏返すちょうどいいタイミング。ひっくり返すから見ていてよ。」と言って
【4】フライ返しを生地の下にしっかり入れるよ。
【5】下から手を持ち替えて。
【6】「1.2.3でひっくり返すね。」

と見せると子ども達から大喝采。
「さ、今度はみんなの番、覚えた?出来る?」というと「かんた~ん。」あとは子どもに任せるだけです。声は一切かけません。

料理活動は日常生活の教育分野。大きい学年になるとこんなに沢山の項目も、一連の動作として順序立てて頭に入れて注意しながら進める事が出来る様になります。

大人がポイントを押さえながら子どもに分かるように説明する事が、子どもを大きく伸ばします。一つ一つ指示をするのではなく、3つ以上の指示を同時に出し、一連の動きとして記憶する訓練をしていくのです。


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