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2020.07.10日々のこと
長い梅雨と虫

今年は毎日のように雨の降る7月でした。お天気カレンダーは雨マークがいっぱい。子どもたちは登園後「今日は公園いける?」が挨拶代わりのセリフとなり、「お空に聞いてみないとね」と答えると「知ってるよ、今日は行けないよね」と自分に言い聞かせるようにつぶやきます。

子どもは大人に答えてほしいわけではなく、駄々をこねたいわけでもなく、ただ、どうしようもない気持ちを聞いてほしいだけなのです。私は「嫌だ、先生は公園行きたいよ~」と泣きまねをします。すると「だめだよ、お外は雨が降っているでしょ」といつも自分が言われているようにお母さん役になって返してきます。「ヤダヤダ、え~ん」と泣きまねすると笑い出します。こんな風に子どもの気持ちをごっこ遊びで代弁していくと、子どものストレスを笑いに変えることができます。

曇り空は絶好の公園遊びになります。子どもたちが集まって大騒ぎしています。何かと近寄るとカミキリムシです。見た目がちょっとグロテスクなのでみんな怖くて触れません。しかし、年中組の女の子の一人が簡単に捕まえます。みんなは「すご~い」と目がキラキラ、その次からは、カミキリムシを見つけると年長組の男の子までが「〇〇ちゃ~ん」と呼びます。怖がりながらも手で触ってみたり...少しずつ虫と友達になり「捕まえられた~」と声が聞こえるまでにはそう時間は必要ではありませんでした。毎年初夏に必ず子どもたちの前に現れてくれる宝物、素敵な自然とのふれあいです。

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