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2016.10.03日々のこと
運動会

今まで午前中だったプログラムを今年から午後2時まで延長して、体操の先生のご指導のもとお弁当持参で1日がかりの運動会をしました。

今年は初めてパラバルーンという大きなテントのような教材を使って表現活動をしました。当日初めて目にしたバルーンに子ども達も興味津々、体操の先生とのお約束は「みんなで力を合わせてバルーン遊びをします。誰か一人でも違う事をしてしまうとみんなが楽しくなくなります。約束を守ってできますか?」というお話に「は~い!」と大きな返事が返ってきます。基本の使い方を教えてもらった後は、『3匹の子ブタ』のお話に合わせてバルーン遊び。バルーンのお家の中にみんなで入ったり、オオカミのぬいぐるみをバルーンの上で転がしてこらしめたり、楽しく展開する流れに時間を忘れて取り組みました。

小学校の代休とも重なって、卒園児さんも参加しての賑やかな1日となりました。

今年は父母の会のお母様が子ども達に手作り金メダルを用意して下さり、子どもの胸には金メダルが光っていました。お母様がたの温かい愛情にいつも感謝するばかりです。


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2016.09.13日々のこと
お料理実習日

今月のメニューはホットケーキとポテトサラダ。子どもが学ぶときに大切なポイントは、自分の身体を意識して使う事。「料理活動楽しかったね。」という思い出だけで終わるようなことはしません。自分が今している作業のどこにポイントがあって、自分の身体のどこをどう使えば上手に作ることが出来るのか、注意しなければいけない事柄を意識の中に維持したまま活動が続けられるか・・。などを求めます。

モンテッソーリの教え方はまず見せる事から。「今から先生がホットケーキを1枚焼きます。それを見て分かったら今度は自分で焼くよ。」「この1回でしっかリ覚えてね。あとで分からない、教えては無いからね。」といって見本を見せます。

【1】生地をすくうのはこれくらい。
【2】ホットプレートに流すのはこれくらいの大きさ。
【3】じっと待っていると変わってくるから見て、というと「アッなんか膨らんできた」「風船みたいなの出来てきた」「アッ風船われた、穴空いた。」と待っている時間も楽しい時間です。「ほら、プツプツ穴が開いて膨らんできたね。今が裏返すちょうどいいタイミング。ひっくり返すから見ていてよ。」と言って
【4】フライ返しを生地の下にしっかり入れるよ。
【5】下から手を持ち替えて。
【6】「1.2.3でひっくり返すね。」

と見せると子ども達から大喝采。
「さ、今度はみんなの番、覚えた?出来る?」というと「かんた~ん。」あとは子どもに任せるだけです。声は一切かけません。

料理活動は日常生活の教育分野。大きい学年になるとこんなに沢山の項目も、一連の動作として順序立てて頭に入れて注意しながら進める事が出来る様になります。

大人がポイントを押さえながら子どもに分かるように説明する事が、子どもを大きく伸ばします。一つ一つ指示をするのではなく、3つ以上の指示を同時に出し、一連の動きとして記憶する訓練をしていくのです。


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2016.08.26日々のこと
モンテッソーリ学会広島大会にて

第49回全国大会が広島県で開かれ、なんと今年は研究発表に挑戦してきました。

大会のテーマは『子どもと平和』、研究発表の内容は『喧嘩を通して学ぶ心の平和』。発表に関しては選考があったので、選ばれたら奇跡だな・・とダメもとで申し込んだらなんと、発表枠を頂けたとの連絡が入りました。私がさちの子ども達と日々過ごす中で、幼児期に自分の心を相手に伝えて思いを交流させる、伝えあう、思いの違いを認め合うという事の経験の積み重ねが大事であり、それらの経験が子どもの心を育て、子ども自身の平和な心を作っていく過程を見てきました。優しくしなさいと言わなくても、貸してあげなさいと言わなくても、お互いの思いがそれぞれに違うことが理解できた子は、自ら譲る精神や相手に優しく振る舞う態度を見せていきます。そんな日々の子どもたちの姿を、喧嘩を止めるのではなく見守る大切さ、喧嘩の中から学ぶことの大切さを発表してきました。

普段のお勉強会の講演にもましてさすがに緊張しました。(^^)
帰りには宮島の厳島神社の参拝とご褒美に名物のアナゴ飯を食べてきました。


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2016.07.15日々のこと
体操の時間がはじまりました

新入園の赤・黄バッチさんは2か月を過ぎ、さちで過ごす時間が堂々としてきました。自分が何をしたら楽しいのか、お仕事の選択も上手にできています。ある日、髪のゴムがほどけた女の子がいたのでブラシで髪をといて結んであげると、私も僕もと年少さんの学年は今、鏡の前で髪をとくのが大流行しています。また、大きい組さんが使っている大きい机にあこがれて、小さな体でヨイショと運ぶ姿もとてもかわいいです。お友達の活動を意識して興味も少しづつ広がってきています。

年中組さんは数のお仕事、図形のお仕事をしています。連続数を意識するセガン板、図形の基本となる幾何立体や構成三角形を楽しそうにしています。

年長組は地球の平面地図のお話を真剣に聞きました。モンテッソーリは何を学ぶにしても全体像から始めます。大きな世界をイメージして、それから小さい世界を紹介すると、子どもたちは大きな世界と関連付けながら覚えていきます。また、お話を聞くだけでなく、それを作品として仕上げます。心で感じ手を動かしながら学んだことは、子どもの心にしっかりとした印象を残していきます。

昨年の運動会でお手伝いいただいた体操の先生が、今年から毎週月曜日来て下さることになりました。優しくてユーモアたっぷりの先生がみんな大好きです。今はマットで転がる、前転をする、跳び箱を使って上に飛び乗る、飛び降りる、いろんなリズムで歩く、柔軟などをして下さっています。


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2016.06.22日々のこと
子育て勉強会

テーマ「モンテッソーリ教育で子どもの何が育つの?」
~自立へ向かう子どもの変化・算数教育との関連~

今回も沢山のご参加をありがとうございました。

子育ての大きな役割は子どもをしっかり自立させること。漠然としていてよくわからないですよね。簡単に言うと、子どもを近くで見守っていけるのは家庭の中で見守れる集団に入る前の2歳、3歳ごろまでです。その間に、親が側にいなくても自分のする事くらいは誰にも頼らなくても一人で出来る様にしてあげましょう。という事です。

お菓子を食べたいのに包みを開けられない、おしっこに行きたいのにズボンが一人で脱げないというのは、子どもの自立を大人の準備不足で遅らせていることになります。

子どもがしたい事を自分ひとりの力でするためには、お母さんの工夫が必要だという事です。

食べたいお菓子はタッパーに入れておいて、ふたを開けたら食べられるようになっている。着せる洋服、ズボンは伸縮性のある柔らかい素材の物やゴムウエストで、かたいボタンやフックが付いていない物を選ぶ、などこどもの身に着けるものや持ち物には最新の注意が必要という事です。

自立へ向かう子どもの態度はお母さんが手伝おうとする手を「自分で!」と言いながら払いのけます。自立が出来ていない子は「出来ない~てつだって~。」と、語尾の長い言葉で甘えて頑張ってみようという態度がみられません。自立へ向かう子どもの精神にするためには出来ない、分からないと子どもに言わせないような大人の工夫が必要です。

さて、あなたのお子様はどちらの態度に近いですか?

モンテッソーリ理念を手掛かりに無駄のない伝え方、子どもが自立へ向かう家庭での準備のし方など、勉強会に参加してヒントをいっぱい持って帰ってくださいね。

 

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2016.05.19日々のこと
親子遠足~王子動物園にて~

異年齢の縦割り保育なのでみんなで一緒に列になって動物を見て回るのが難しいです。

だから、毎年ミッションを決めて親子でポイントを回るようにしています。今年は『おさるの赤ちゃんが生まれたよ、名前は何?』というクイズ。お昼の集合で、「先生答が分かったよ!」「見つからなかった!」とそれぞれですが、答えを探すことが目的ではなく、地図を見ておさるは園内のどこに行けばいるのか方角を意識する、自分のみたい動物はどこにいるのか?どんな順番で回ろうか?など計画を自分でたてることが目的です。日々の保育で自分に責任を持って生活している子ども達は場所を変えても戸惑う事はありません。「昨年も行った動物園だよね!ぼく、コウモリ見に行くんだ!」「知ってるよ~動物探しに行くんでしょ。」と自分たちなりの計画を持って参加しています。


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2016.04.20日々のこと
新学期スタート

新学期がスタートしました。今年は沢山のお友達が入園して保育室もとても賑やかです。

赤バッチ、年少組さんは、入園式に覚えた自分のシールを手掛かりに、カバンを置く所はここ、お歌を唄う場所はここ、帰る時のご用意の場所はここ、お昼ご飯は大好きなお友達と・・という風に自分の空間を覚えながら安心を見出しています。自分のタイミングでどんどん先に進もうとする所がまだ残っていますので「みんなが揃うまでもう少し待っていてあげようね。」と足並みをそろえるところから始めています。4月の月間絵本はシールがいっぱいで、帰る用意が出来たら楽しい絵本の時間が始まります。この時ばかりは「シールまだ~?」と言いながらみんなが揃うのを上手に待っていてくれます。

年中・年長組さんは和室のほうで鯉のぼり製作、母の日のお絵かきを着々と進めています。段取りを伝えると製作を一人で進めていく姿はさすがです。みんなの中で1番に仕上げた年中組さん。年長組はミシンで作る鯉のぼりに目がキラキラ。一人がミシン掛けするとみんなが垣根のように周りを囲みます。布を見つめてまっすぐ縫う姿は真剣そのものでした。

公園へ歩く列の長さも今年は長くなったなと感じます。手をつないで小さい子に足並みを合わせてあげる大きい組さんはさすがです。園内もお散歩でも『安全に配慮して!』を常に心がけていきます。


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