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2019.04.25保育だより
4月保育だより

4月は子ども達の製作活動が目白押しです。5月の子どもの日、母の日、6月は時の記念日と父の日と、新学期早々に行事がいっぱい。子ども達は行事にちなみ製作を楽しみます。『子どもの動きは大人の8倍遅い』と言われるように自分で考えて動いている子は自分のペースで作品を作り上げていきます。間に合うかな??とハラハラしている先生の心配をよそに、子どもはゆっくりと楽しんで作っていきます。私たちは子どもを急かさなくてよいように、十分な時間を与えてその子のペースで仕上がるように配慮をします。

それぞれにこいのぼりを作っていたある日、公園に行ったらなんと大きなこいのぼりが子どもの手の届くフェンスに飾ってありました。見つけた子ども達は吸い寄せられるようにこいのぼりの方へ...。大きな口の中をのぞき込んだり、下にもぐったりとても嬉しそうです。また別の日に行くと、今度は小さなこいのぼりが増えています。「みて、お母さんいるよ」「こどもがいっぱい」と数を数え始めます。公園管理の方の素敵なプレゼントに感動です。

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こいのぼりには目もくれず下にうずくまってじ~としている子の側に行ってみると「先生ヨモギがある」と言います。4月の絵本にお花見だんご、草餅の作り方のお話がありました。それを覚えていたようです。他の場所では三つ葉のクローバーを積む子や小さな雑草の花を摘んでいる女の子たちもいます。「お花取ったらだめだよ!」「いいんだよ!」と少しもめながら(笑)集めた草をビニール袋に入れて持って帰ります。雲一つない気持ちの良い青空の1日の出来事でした。

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2019.02.20
保育だより

3学期もあと1か月となりました。1年間の写真を整理していると4月にはまだ幼かった子どもの表情が凛とした表情に変わってきているのが分かります。お仕事に集中する子どもの表情はとても神聖で、1学年も2学年も上の学年に見間違えるほどです。「できません」「来てください」と言っていた子ども達が、教師の助けをかりずに机や絨毯に向かって集中する3学期は公園に行く用意をするための鈴を鳴らすタイミングが無いほどです。

年少組は日常のお仕事から感覚教育の教材を触り始めます。そして、算数の教材にも向き合い始めています。日常のお仕事をしっかりしてきた子ども達はいつの間にかそれらを扱えるだけの精神が育っていることに改めて感動します。年長組は卒園まであと1か月、世界地図のパズルやミニ国旗を白地図に置いていくお仕事や、算数の掛け算、引き算をドンドン進めていきます。やりたいお仕事がいっぱいありすぎて時間が全然足りないという感じです。年中組はお別れまでのわずかな時間、大好きなお兄さんの横でお仕事したくて誰が横に座るか席決めに思わぬ時間がかかります。そして、今度は自分達が引き継ぐお昼ご飯のお当番活動の練習もはじまりました。

3学期は何時もあっという間に時間が過ぎていきます。残りわずかな時間を充実したお仕事の時間にしていきたいと思います。

今月は少し前の10月の避難訓練の様子を、とてもかわいかったので遅ればせながらご報告します。

訓練日は雨でした。ちょうど小雨の天候だったので朝のお集りの時に「今日は地震とか津波じゃない避難訓練をするよ」とお話をしました。火事の時は火のない方向に逃げる事、不審者の時は見つからない方向に逃げる事、避難経路は入り口だけじゃない事、場面によってよく考えて行動することを伝えます。一番大事なことは①静かに話を聞くこと、②指示されたとおりに行動する事を伝えます。お話だけですが、子ども達に恐怖はしっかりと伝わっています。

次に、雨の時に歩いて移動する訓練の話をします。「雨の時は一つの傘の中に二人で入って一緒に歩きます」と言ってお部屋で傘をさして歩く練習をします。小さなお友達は「私はしないよ、お仕事するの!」と、お姉さんたちが練習する中いつも通りお仕事する子もいます。そして、近くの指定避難所まで本当に傘をさして歩いていく練習をしました。初めてなのにとても上手でびっくりします!前もって話をする、しっかりとイメージさせて、自分のとるべき行動を確認すると、初めての事でもとても上手にできます。普段から、お仕事を通して正しく動くこと、大切な事は何かを意識することを訓練できている子どもたちはさすがです。

そして、子どもたちはいつも通りのおしごとが始まりました。11時半を過ぎたころ...慣れた年長組は、先生の動きを察知して、そろそろ避難訓練かな?とさすがの読みを見せる子もいましたが、朝決めた合図をしっかり覚えていて上手に靴下のまま北側の避難経路から外に出る訓練も無事終わりました。「今日はなんか怖いお話だったよね」と汚れた靴下を履き替えながら会話をする子どもたちには半日ドキドキの訓練日だったようです。昼食を食べるころにはまた、いつもの生活の流れに戻りました。

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2019.01.05モンテッソーリ教具
お仕事する「手」

子ども達は手を動かしたくてたまりません。気になるものがあれば触ってみたいし、落ちているものがあれば拾ってみたいし、使い方を知っているものがあれば使いたいと思っています。しかし、家庭の中の環境は大人の環境になっていて子どもが触ろうとすると<危ない・汚い・壊れる>などの理由で禁止されてしまいます。子どもの家の環境で子ども達が育つゆえんは、生活の全てが子どもを基準につくられているからです。

幼児期は『動きの敏感期』で、子どもは動きを通して様々な事柄を学んでいきます。言い変えれば『動かなければ学べない』という事です。まず、子どもが動く基本となる部分は自分ひとりの力で生活をおくるという事です。親子の様子を見ていると、お母さんは無意識に子どものお世話をしてしまいます。靴を脱ぐことも、服を着る事も、ドアを開け閉めすることも全て先回りして手を貸しています。愛情があるからこそ自然に行動してしまう大人の態度なのですが、手を使いたい子ども達なのに手を使うことを奪われてしまうのす。

私がお伝えしたいことは、『子ども達は大人が思っているより沢山の事を理解していて、もう何でもできるだけの力を備えている』という事です。ただ、どうやって動けば良いのか動き方が分からないだけなので、私たち大人の役割は子どもに手を貸すのではなく、こうすれば一人でできるよ!という『動きの方のお手本をやって見せる』だけでよいのです。

しかし、これは意識していないと非常に難しい事です。大人の動きは連続していて早すぎて、子どもには難しすぎます。子どもに見せるために動くという事は、私たちが意識をもって特別な動き方をしなければ、子どもも見て学ぶことはできません。相談に来られるお母さまから「動きは見せているのですが」とお聞きしますが、「では、やってみて下さい」とお願いすると、ほとんどの場合「その動き方では子どもは分からないですよ」とお伝えしなければいけなくなります。

動きを見せるポイントは沢山ありますが、大切な一つとして、空中で動かないという事があります。机の上、床の上などに置き、どこかに固定させて、からだの正面で見せることが大切です。さちの保育の様子でお伝えしてみましょう。

入園当初登園してきたAちゃん、朝のご用意で手拭きタオルをクリップに止めてドアへぶら下げます。お家でクリップの使い方を見て知っているので見よう見まねで片手ではさんでクリップの口を開こうとしますが握力がないので「出来ない~」と言います。そこで、私はクリップを床の上に固定させて手のひらでおさえて口をあける方法を見せます。出来ると思ったAちゃんは見よう見まねで挑戦します。すぐには出来ませんが何回か練習して「出来た!」と笑顔になりました。私も「上手ね!」と声を掛けます。次の日、タオルをカバンから出したAちゃんは、昨日のことをちゃんと覚えています。何も言わなくても床にクリップを置いて昨日の動きを再現します。何回も失敗しながら時間をかけて手を動かします。10分経ったでしょうか、「できた~」と笑顔でタオルを見せに来るAちゃんがいます。私はまた「上手ね!」と声を掛けます。このように、どうやって動けばよいかが分かった子どもは、大人に依存せずに自分で出来るまで頑張ろうとする姿を見せてくれます。

この時、そばにいる大人には忍耐が必要です。困っている子を助けたいと思ってつい、手出ししてしまうからです。子どもは困っているのではなく、楽しんでいるのです。この時間こそが子どもの心を育てる時間と意識して、大人は手伝わず、声をかけず、忍耐強く待たなければいけません。

双葉が伸びた野菜の苗、早く大きくなってと双葉を引っ張ると土から引き抜かれて育たなくなってしまいます。本葉が出るまでに時間が必要なように、子どもも何かを一つ習得するためにはくり返し練習する時間が必要です。お母さんが忍耐強く待つ時間がこどもの練習する時間となります。

クリップにタオルをはさむことを大人がすればほんの1秒でできてしまいます。しかし、手を動かしたい子どもの為に、その時間が子どもの心を育てる大切な教育であるという意識をもって、愛情を持って見守る事の出来る日常の時間がご家庭の中に沢山増えるといいなと思います。

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2018.12.01
おかたづけ

2歳半を過ぎてくるとお片付けが出来るようになってきます。プレクラスが始められる年齢になると、さちでは小さな年齢から自分のすることに責任を持たせていきます。おしごとをさせようとする時に、大人は先入観から『これは子どもにはできないだろう』と決めつけて準備をしすぎてしまいます。しかし、実は子どもはなんでも出来るように育っていて、何もかも理解できる力があり、教えてもらうのを待っているのです。知っていることは①自分でやりたい!とおもっているし、どうやったら自分のしたいことが出来るようになるのか②教えてほしい!と思っています。自分がしたいものは自分で取りに行き、使ったものは元の場所まで戻しに行く、初めから終わりまでをその子一人で終わらせることが出来るように環境を整えることが大切です。そういったお仕事を繰り返していくと、子ども達はどんなお手伝いにも興味を示します。今している事は必ず何処かとつながっているからです。おしごとの一つ一つがその次のお仕事へ繋がっているからです。

自分のすることに責任を持たせる為には、子どもの「分からない」「難しい」を正しく知り、分からないものは分かるように工夫する、難しいものは難易度を下げて提供するなどの大人の配慮が必要になります。子どもにしてあげられることをするのではなく、子どもが必要としていることを整えることが大切です。しかし、これがなんと難しい事でしょう。子どもの心と大人の心は違うので、子どもを正しく知るためには自分のしてほしい事をしてくれない子どもに注意するのではなく、子どもが何を求めているのか感じ取らなければいけないのです。いかんせん、子どもは大人のしてほしくない事をし、大人のしてほしい事をしてくれないものです。そんな時でもその子が今『何に対してときめいているのか』『興味はどこにあるのか』を読み取っていくと、その子の内面が見えてきます。子どもの成長のサポートは大人からの一方通行でなく、子どもの興味に沿ったものが理想であってほしいと思います。

ある朝、夏野菜を植えていたプランターを片付けていました。子どもが「何してるの?」と興味津々、「トマトやキュウリができる夏が終わったからお片付けをしているのよ」というと「手伝う」と言います。枯れてしまったトマトの枝を切り落とすと、公園の枝を折ったりしてはいけないと教えてもらっている子どもは「ダメだよ~」と言います。そこで、このまま枝を置いておいていてもトマトは収穫できない事、来年の夏に新しい苗を植えるため、土を入れ替えることなどを伝えます。「そうか!分かった!」と一緒に枝を切り、根を引き抜き雑草も抜いていきます。「次のトマトは明日植えるの?」と尋ねるところが年中組らしいなとつい笑みがこぼれてしまう私ですが、外にこぼれた土を私が掃除していると「それも手伝う」と私のほうきも受け取りに来ます。私は「お願いします」と声をかけて見守るだけです。

このように、一つの事柄でも意味を伝え説明していくと自分のしている事に意味があることを学びます。5歳ごろになってくるとお庭で遊ぶことよりも役割分担を担う事の方が楽しくなってくるのです。反対側の植え込みでダンゴムシを探すお友達にわき目もふらず使命感に燃えた子どもの表情は生き生きとしてきます。側にいる子も「ずる~い、僕もしたい」と順番を待ちます。こんな素敵な使命を譲るものかと「まだ終わってない」と掃除します。「早く変わってよ」と言わずに辛抱強く待つ子どもの精神も頼もしいものです。お部屋に入る時間になったころ「先生できたよ~」と笑顔の子ども達に「ありがとう」とほうきを受け取りました。そして、私は子どもの入室を確かめてから取り切れていない土や葉っぱをそっと拾い集めました

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2018.10.01
運動会の練習

今年の9月は台風と警報発令で休園が続きました。天候が不安定で外遊びの回数も少なかったように思います。そんな中でも、お部屋の中で運動会の練習をしました。さちの運動会は楽しく体を動かすことを目的にしていますので、練習では「よ~いドン」で走るとか、ゴールテープで止まらずに奥まで走り抜けるとか、基本的なことだけ伝えるくらいです。それでも運動会当日はとても盛り上がります。

9月のある雨の日、お部屋の中で玉入れの練習をしました。「今日は玉入れをします!」というと「やった~」と昨年経験している大きい組さんから声が出ます。「かごの中に球を入れます。よ~く狙わないと入らないから練習しようね」と伝えると、「大丈夫!簡単!出来る!」という子どもたち、最初はなかなかカゴにボールが入りません。モンテッソーリ教育ではまず見本を見せますので「よ~く見ててね」とひとつ球を投げます。強く投げると通り過ぎる、弱く投げると届かない、上に投げると天井にぶつかる、いろいろなお手本を見た子ども達、次投げる時はよ~く狙って投げます。もう1回もう1回と繰り返しの練習が好きなのも、モンテッソーリ教育の気質だなと思います。お兄さんたちの玉入れを見ていた小さい組さんもかごには入りませんが一生懸命ボールを投げる練習をします。

何回目だったか、ふと目を向けると一人の子がしゃがみこんでボールを並べ始めました。普通なら「ちがうよ、並べるんじゃなくて投げるよ」と声をかけると思うのですが、モンテッソーリ教育は違います。

物を1列に並べるのは子どもの知性を使った活動です。人間は、人間として生まれてきたときに『3つの知性』を授かり生まれてきます。それは、①同じを見つける、②順番に並べる、③種類ごとに分ける、という知性です。球を1列に並べる事は、今、知性に働きかけて活動している瞬間です。だから、それを止めたり注意したりする先生や子どもはいません。誰もがそれを大切な活動と知っているからです。その日は緑チームと白チームに分かれて2回戦勝負をしてみました。めでたく1対1の引き分けで全員で万歳しました。「お片付けします」に「もう一回」のコール。「また今度しようね」となんとか説得をして、いつものお仕事に戻りました。

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2018.07.28
7月 保育だより

入園から4ヶ月が経ち、新入園児のお友達も自分の力で生活を送れるようになってきました。マイペースで黙々とお仕事する子、「一緒にしよ~」と友達を誘う子と色々ですが、朝の登園では「○○ちゃん来たね」とお友達の名前も自然と出てくるようになりました。公園へ出かける時、手をつなぐお兄さんお姉さんにもドキドキしていましたが、自分の中で好きなお兄さんお姉さんが誘いに来てくれるのを目で追う姿もとてもかわいいです。集会の時間も自然に集まれるようになってきたので、朝の時間に線上歩行を始めることにしました。公園に行く時のように「一緒に歩いてみる?」とお姉さんたちが誘いに来てくれます。初めてのことに参加してくれる子と、してくれない子はいますが、見よう見まねで線の上を歩く姿はなかなか様になっていました。

6月末からはプールも始まりました。強い日差しにプールの水も「ぬるーい」の感想。小さな家庭用のプールですがごろ~んと寝転がって「きもちい~」、霧吹きを使って「せんせ~虹作れた~」と興奮する子、誰が長く潜れるかの競争では「もう1回、もう1回」と大張り切りです。夕立も降らない猛暑の中、プールから上がる時は庭の植木にバケツで水をかけます。「自分にも頭からかけちゃおう」には「いいよ~」と「いやだ~」と意見が分かれました。お庭で育てているキュウリやトマト、さつまいものプランターの水やりも楽しいお仕事となりました。

プールの後はお着替えです。最近の子ども達は本当に『生活の事』が苦手です。「できない~」とヘルプの発信の速さも特徴かな...と思ったりします。自分の事を自分で頑張るモンテッソーリ教育ではそんな子ども達に私たちは「出来るよ!がんばれ!」といって励まします。手を出さずに見守ります。そうすると子ども達は覚悟を決めてゆっくりでも自分で動こうとしてくれます。

子どもが自分でするためには絶対的に時間が必要です。急かさず、手を出さない為にはやはり大人の工夫が大切です。窮屈な服から大きめのゆとりのある服に変えるだけで一人で着れます。「引っ張る所はここね」「ここが引っかかるよね、こうすれば直せるよ」と具体的に動き方を伝えます。 子どもがやり難そうにしている(困難の発信をしてきた)時はまず、『どこが難しいのかな?』と原因をさぐり『工夫できるところはどこかな』と環境を整えていきます。子どもの自立はまずは生活の自立からです。お母さんの工夫で子どもの「できた!」が沢山増えるといいなといつも思います。

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2018.06.30保育だより
しろつめぐさ

6月の公園にしろつめぐさが咲いていました。私たちが子どもの頃は田んぼのあぜ道などに咲いている草花を摘んで帰ったり、レンゲ畑があったりと自然と関わる環境がいっぱいありました。しかし、現在では花壇の花、公園の植木、地域の方が作って下さった環境です。葉っぱをちぎったり花をつんでしまう子ども達に注意をして止めなくてはいけない時代になってしまったな...と悲しく思う時もあります。子どもの家のお庭には植木や草花も沢山ありますので「お庭の葉っぱはちぎったりままごとに使ってもいいよ」と子どもに伝えています。この葉は採ってもいい、この葉はお料理に使うなど子ども達が意識を向けたり、「キュウリの葉っぱはチクチクするね」と子どもが手で触って感じる機会が沢山あります。また、毛虫を見つけては、「触ったらだめだよ」「この緑のけむしは刺されたらすご~く痛いよ」と学んだり、蝶やテントウムシ、トンボが飛んで来ると大喜びしたりしています。

ある日、子ども達が無心にしろつめぐさを摘んでいます。「お母さんに持って帰る」「摘んだ花をお友達にプレゼント」「みんなで集めてお花の冠を作る」など自然と関わる時間はあっという間です。沢山のお花から綺麗なお花を選んだり、摘んだ茎の長短をどちらが長いか比べます、摘んだ花がどちらが多いか比べます、1輪のお花の大きさが誰のが一番大きいのかなど感覚を自然と使って算数の準備段階もしています。机に向かって勉強したり、数字を目の前に並べて問題を解いたりするよりも、遊びの中には子どもの学びがいっぱいあります。

公園管理をしている方に心の中で「すみません」とお詫びを言いながら優しい風の中でだんごむしを探す子や、お花摘みを楽しむ子や、ごっこ遊びを楽しむ子と楽しいお散歩の1日となりました。

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2018.05.17保育だより
5月 保育だより

今年の5月は初夏の気候です。ゴールデンウィーク明けに一気に気温が上がり、子ども達は「暑い暑い」「水筒のお茶なくなっちゃった」「今日は半袖の洋服着てきたよ」と自然の変化に感じ方もそれぞれです。春休み中にプランターに植えた夏野菜もぐんぐん大きくなって子どもの胸のあたりまで伸びてきました。「もう実がなるかな?」とあわてんぼうのの子ども達はワクワクですが、私が「まだまだ」と言うと「なんで~もっと大きくなってから?」「どれくらい?」「お空に届いちゃうくらい?」「宇宙まで届くよ」と極端な発想もとても子どもらしいなと笑顔になります。「ほんとね、空に届いちゃうかもよ」と返すと「そんなわけないでしょ」と突っ込みを入れるところも関西の子だなと笑えるところです。

登園した子ども達がお庭で遊んでいる5月も中旬のそんなある朝、だんごむしを手に乗せた子どもの手の上でだんごむしの赤ちゃんが生まれました。こんな偶然!!子ども達への素敵なご褒美!!送り迎えのお母様方も次から次へと登園する子ども達も朝のご用意なんかわすれた~~という勢いでだんごむしの赤ちゃんに夢中です。門当番の先生が、「ダンゴムシの赤ちゃんで朝のご用意が全然進まないですけど、これって声かけなくていいですよね」と笑顔で確認の連絡をしに来てくれました。流石はモンテッソーリの免許を持った先生です!「さすが!!神対応~!」と私も絶賛します。今、この瞬間、子どもの興味と探求心とこんな偶然の神様からの贈り物を邪魔することほどもったいない事はありません。

さて、私は朝の会をどうしようか?お庭の子ども達にどのタイミングでお部屋に入りますよ~と声を掛けようかと迷っていました。さちでは子どもの熱中症対策、感染症の予防に保育時間内で水分補給する時間を決めています。朝の会が始まる前、公園に行く前、食事の時間、必ず1日3回水分補給のチェックをしています。なので、もうしばらく様子を見ようと部屋にいる子にだけ「お茶を飲みましょう」と声をかけました。すると、外にいた年長組の女の子が「お茶飲むんだって、お部屋に入る時間だよ」と自分たちで気づき、手に乗せたダンゴムシの赤ちゃんを土の上に返してお部屋に入ってきました。

小さな命と向き合った子ども達は、かわいいねとか、不思議だねとか、すごいねとか、喜びや驚きをみんなで共有して心が満たされたのでしょう。お仕事で達成感を得た時のように自分のあるべき姿、態度の所へ悠々と帰ってくる姿がありました。

子どもの精神にとって大切な場面を一緒に大切と思える心を、大人も忘れずにいてほしいと思います。

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2018.04.17保育だより
4月 保育だより

新年度が始まりました。子ども達は登園してから荷物のおき場所が変わる事や、新しいバッチやノートをもらう事などの具体的な変化を通して自分が大きくなったことを実感していきます。初日のお迎えの時間、お母さんに「名札の色が変わったよ~」「うさぎさんになれたよ~」と嬉しそうに報告する姿が毎年の恒例の姿です。卒園したお兄さんお姉さんがいない少し寂しい教室の雰囲気の中で、「小さいお友達は?来る?」と声が出ます。さちでは、入園式前に午前保育へ数回参加してもらう慣らし保育をしています。だから、在園の子ども達は新しいお友達を何度か見て知っていますので「明日が入園式だからみんなで小さいお友達にいろいろ教えてあげようね」と言うと「知ってるよ○○ちゃんも来るでしょ、△△君も来るでしょ」と元気な返事が返ってきます。

新入園児さんの保育も入園式の次の日から始まりました。自然に靴を脱いでお部屋に入っていく子や、「ママ~」と泣く子と色々でしたが帰りの時はみんな笑顔です。自分の好きなお仕事をちゃんと自分で持ってきて、終わったら片付ける、入園2日目にして見事な生活ぶりに入園前にプレクラスに参加して頂く事の積み重ねの大きさを改めて実感します。朝のお歌の時間、じゃんけん列車をしてみました。お兄さんたちに「速く走ると小さい子が転ぶからゆっくり電車で出発して下さい」とお願いすると電車につながる新入園児さんがとても自然でかわいい1場面となりました。

また、今年は桜があっという間に咲き終わりました。春休み中の預かり保育のある朝、一人の子がひろった桜の花をみんなに見せようと台の上に置きました。次の日、違う子も持ってきて台に置きました。後から登園した前日さくらを拾ってきた子が、「アッ私の桜」と駆け寄りカップの中に入れようとします。私は「まって、それは○○くんが持ってきたさくらだから置いといてあげようか」と言うと「違うよ、私のだよ」と言います。その隣に置いてある、枯れた桜の花を指さし「これが昨日持ってきた貴方の桜よ」と紹介すると枯れてしまった桜を見て「1日でこんなに変わっちゃうんだ」と少し寂しそう。そんな小さな自然の変化が子ども達に命の大切さを教えてくれます。

春休みの預かり保育では数名の子ども達が登園しています。公園に遊びに行くと桜の花がそのままの形で落ちています。なにやら一生懸命すな場と桜の木の下を往復している子ども達、「先生きて~」と呼ぶので行ってみると沢山のお花ケーキが並んでいます。「素敵なケーキがいっぱいだね」と声こえをかけると「これぜ~んぶ、みんなで力を合わせて作ったのよ」と胸を張ります。「桜の木の下ではお花見するんでしょ、知ってるよ」「私したことある~」「私したことない~」と話が盛り上がります。そこで次の日、「みんなに相談があるんだけど。今日はいい天気だからお弁当持って公園でお花見弁当する?」と言うと「やった~」と満場一致で決定。お弁当をもってミニミニピクニックへお出かけです。

「先に遊ぶ?先にお弁当食べる?」と子ども同士で相談しながら歩きます。そんな会話を聞き流しながら公園に到着。時間も丁度12時だったので「手を洗って先にお弁当を食べるよ」と声をかけると「やっぱり~そうと思った」と子ども達。さっきの会話は??時間軸ちゃんと分かっていたのかとコミュニケーションの楽しみ方も知っています。ブルーシートに座って上を見上げた子ども達「わ~綺麗」「桜の下で食べるとおいしいね」「ありがのぼってきた~」と感想はそれぞれでしたが、食後も沢山遊んだ1日となりました。

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2018.03.16
卒園式

今年も1年が終りました。

卒園する子ども達は最後のひと月間、昔を思い出すように小さい子のお仕事をよく触ります。そういえば小さい時にそのお仕事よくやっていたなとか、今まで触ったことなかったのに珍しいもの選んでいるななどの姿を見ると、改めて本当に好きなお仕事だったんだとか、興味が出てきたのかなとか、その子の思いを考えたりします。昔はこぼしながらしていたゴマすりも「先生一粒もこぼれてないでしょ」と自慢しています。そんな一つ一つの確かな自信が子どもの心を育ててくれます。

卒園式当日は毎年恒例の茶話会です。

3年間手作り弁当だった最後の日は、お母様方が1品づつ持ち寄って手作りバイキングでお別れ会をします。この日の事は子ども達が大きくなってもいつまでも覚えています。同窓会では何年生になっても料理実習と茶話会の話が出てきます。卒園式より茶話会の印象の方が強いのも複雑なところはあるのですが(笑)お母様方の愛情を子ども達なりに大きく感じる1日だからこそ強く印象に残る日となるんだなと毎年感じます。今年も沢山の愛情のこもったお料理が並びました。本当にありがとうございます!

新1年生になる子ども達、進級してあたらしい名札をつけることにドキドキしている在園のお友達、4月からの成長が今から楽しみです。

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