あけましておめでとうございます。コロナ禍で自粛の年末年始でしたがその分穏やかなお正月であったと感じます。今もなお危険な現場で命を守るために奮闘してくださっている医療関係者の皆様に敬意を忘れずに、新年からも安全に保育を進めていきたいと思います。
12月電車の見える公園でいつものようにクリスマスの飾りが並び始めました。木の実を集めたり鬼ごっこしたり集団遊びも増えてくる時期です。お仕事も集中が深くなり、年少組はお兄さんのお仕事をかぶり付きでじっと見る姿が増えてきます。そこで、「やってみる?」と声をかけると首を横に振ったり、縦に振ったり性格によりますが、迷っている子には「できると思うよ」と背中を押します。まだかなと思う子の方が「やりたい」と意欲を見せるのはいつも面白いなと感じますが、「まだちょっと難しいかな、じゃあこっちから練習しようか」というと「はい」という素直な返事が返ってくるのも心が成長したなと感じる場面です。新しいお仕事に取り組む時は「難しかった」と思わないように細心の注意をはらいます。それを子どもも知ってくれているので「先生が言うならそれしてあげてもいいよ」と上から目線で答えるところもかわいい場面です。秋に用意いただいた目隠しのお仕事や手触りの良い毛糸のお仕事もみんな大好きです。
大きい組さんはクリスマスのお絵かきやおり機、算数の足し算とバリエーション一杯の中で縄跳びが大ブーム、はじめ10回跳ぶのがやっとだった子も2,3週間の間に20,30,100と跳べるようになります。「いっぱい跳べるようになりたい」という気持ちに「お友達よりも多く」という競争心が重なった時の子どものパワーはすごいです!縄が引っ掛かっても「まだ」、続けて飛んでひっかかっても「まだ」、もう立てなくなるくらいまで飛び続けます。それでも次の列に並んで......モンテッソーリ教育をする幼児期は「運動の敏感期」、縄跳びも立派な大切なお仕事の一つです。終業式前は一人が100回以上跳ぶ子もいるので先生の右腕はいささか筋肉痛(笑)ではありましたが、「今日も縄跳びする」という子どもたちへの返事は「OK!」しかないと思います。