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2021.07.18保育だより
アゲハ蝶

春に植えた草花の苗が大きく育ち、早速アゲハ蝶のお客様がやってきました。カメムシやコガネムシもとんできます。植物が育つと自然と虫たちが集まります。

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雨がよく降り、庭の草木が伸びてきたので延長保育の時間に剪定をしていると「なにしてるの~」と子どもたちが自然と集まります。普通なら危ないから向こうへ行きなさいと声をかけると思うのですが、子どもの興味を知っているので「伸びてきた枝を切ってるのよ」というと「ふ~ん」と言いながら「こっちも伸びてるよ」「ここも切らなくちゃ」と自分たちも枝を切りたくてうずうずしている様子です。子どもの言葉通りに枝を切っていくと地面に枝が山積みになっていきます。「これどうするの?」と落ちた枝を指さす子どもたちに「明日ごみの日だから集めて捨てるよ」というと「ほし~い」と言います。「あそびたい?」と聞くと、みんな目を輝かせて大きくうなずきます。「楽しそうだけど、とっても危ないの、笹の葉が目に入ると目に傷がいって危ないし、手だって簡単に切れちゃうんだよ」というと、「大丈夫、気を付ける」と言います。ここでお約束、「枝を振り回す時、お友達に当たったり目に入ると危ないよね」というと「広いところでする」と言います。子どもたちも自分の興味を実現しようと必死に考えます。「じゃあ、誰もケガしないように、痛いって言わないように遊べる?」と聞くと「遊べる」と言います。「じゃあ約束ね」と言って子どもたちが自由に遊び始めました。私の剪定のお仕事はしばらくお休み、子どもの安全を見守ります。

自分たちの行動に注意の範囲を教えてくれる大人が目の前にいる時、子どもたちは本当に上手に距離をとって遊ぶなと思います。声をかけるだけでなく、しっかり見守るという大人の行為も大切です。禁止するのではなく、安全の注意を見守る大人の視線は子どもにとって羽目を外しすぎない為の心の抑制の手助けをします。夢中で遊んでいると注意がそれます。注意がそれるとケガや事故につながります。だから、注意がそれている時だけ声を掛けます。「ストップ、それは危ないかな...」というと「そうだった」と我に返ります。どこまでがよくて、どこからが危ないか、判断は大人の役割であるといつも思います。

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2021.05.12日々のこと
朝の時間

春は緑が綺麗で、いろんな種類の虫が顔を出し始めます。登園後、早くお庭で遊びたい子どもたちは朝の用意を慌てて片付け「いってきまーす」とお庭へ飛び出すように遊びに行きます。いつもなら9時15分には入室して保育を開始するのですが、春は葉っぱをちぎってお料理したり、お庭のダンゴムシを探したりと楽しい事があふれています。定時に入室を促すと、「遊べなかった~~」と泣いてしまう子がいるので少し長めに遊びます。自然と触れ合うと新入の子どもたちも心が安定して笑顔になります。そして友達同士の交流が出来て仲良しになれます。

4月27日、夏野菜の苗を植えました。ポットに入っている苗を「こうやって持つよ、ひっくりかえして、ポットを外して、穴が開いているところに置いたら、土をかけて」という風に一つづつ動き方を伝えます。モンテのお仕事をしている子どもたちは、動き方の見本があれば、何でもとっても上手にできてしまいます。それは、自分の心をコントロールしながら意識して身体を動かすからです。楽しいだけでなく精神力が育つところが素晴らしい教育と言われるゆえんなのだと思います。

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それを見ていた小さい組さんが「わたしもしたい」と声を上げます。「ごめんね、お姉さんになってからね」というと「なんで?」と納得がいかない様子。「みんなおおきくなってからするの」というと「ふ~ん??」となんとなく分かったような分からないような...。「ごめんね」ともう一度謝るとしょうがないといった様子でした。今は少子化で家庭の中の縦社会が作りにくくなっているように感じます。願いが叶いすぎて、辛抱する経験のできる場面が少ないのかなとも思います。でも、縦割り保育では縦社会があります。上の子は下の子にやさしく、下の子は上の子に憧れて...身近なお手本が学びの環境となって子どもの育ちを助けてくれます。自分のできない事をしている上の子を尊敬するようになっていきます。

「おおきくなってからね」という意味が分かるのは自分が大きくなってからです。答えが分かるまでには時間という距離が必要です。はじめは辛抱の時間でも、その距離を楽しみに待てるようになるのもモンテッソーリ教育だからこそです。ただ、辛抱するだけでは子どもも待てません。だから、お手伝いはみんなでします。年長組が植えた野菜の苗に水をあげます。私もしたい!これなら小さなお友達もお手つだいできます。整える環境は、子どもの手のサイズに合うじょうろです。みんなで代わりばんこに苗に水をかけていきます。それが終わったら車や虫取りで遊び始めます。収穫の夏が楽しみです。

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2021.04.13日々のこと
藤棚

公園の桜が散ると次は藤の花が満開です。自然と子どもは藤棚の下に集まります。地面には桜の花のかけらや木の枝が落ちていて、子どもたちは拾うのに夢中です。子どもが上を見上げているので様子を見ていると「ハチだ!」と叫び声、傍へ行くと熊蜂が花の蜜を集めに来ています。「意地悪しなかったらだいじょうぶだよ」と声をかけると安心して遊びの続きを始めます。耳を澄ますと絵本の吹き出しのように本当に『Buun』という音が聞こえるんです!

木の枝を集めている子どもたちは「これどう?」「それはいいね」「そんなところに置いちゃダメ」「それはいらない」などとても一生懸命、自然にコミュニケーションが生まれます。「なあに?」と尋ねると「カブトムシのおうちだよ」と声をそろえて教えてくれたので「素敵ね」と声をかけてその場を離れます。しばらくして「かえりますよ~」と呼んでもカブトムシチームは全然帰る気配を見せません。様子を見に行くと、片付ける片付けないで相談が決まらない様子でした。片付けようと声をかけている子は「どうせ壊されちゃうよ」と言っています。壊したくない子は「それでも壊したくない」と言います。結局、そのまま置いて帰る事になりました。次の日、公園へ行くとなんと...、前日作ったカブトムシのお家はそのままの形で残っていました。子どもたちはびっくり、そして、大喜びでまた、昨日の続きをして遊びました。気持ちを込めて作った作品の思いが、公園に遊びに来ていた他の子ども達へも通じたんだと感動させられる1日になりました。

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2021.02.20日々のこと
節分

まいとし節分が過ぎると日差しに暖かさが加わるように感じるのは私だけでしょうか。今年は2月2日が節分、みんな鬼のお面を作り1日早い豆まきをしました。これくらいの時期になると、卒園や進級が見えてきて子ども達の心の中もドキドキするみたいです。「くまさん(年長組)もうすぐいなくなっちゃうの?」「新しいバッチに変わるよ」など子どもの口からは期待や不安の声が自然と出ています。

今年、算数のお仕事が大好きな年長組さんは金ビーズや切手遊びと、足し算、掛け算、引き算、割り算どんどん進みます。幼児期の算数に早期教育のイメージがあると思いますが、モンテの教材は量物がメインです。頭の中で考える計算ではなく、具体物を使ってゲーム感覚で答えを見つけていきます。2月は節分、豆まきゲームでは的に点数を付けます。窓の鬼は10点、カーテンレールの上の鬼は100点、投げる球は3つ。3つの合計得点を紙に書き、それを4回投げます。4回分の得点を足し算してその日の1等賞を決めるゲームです。こうなると、子どもが狙う的はもちろん100点鬼、位の違う足し算は難しいのですが、ここでも具体物の金ビーズが子どもの思考を助けてくれます。1回目から4回目までのビーズを取って、あとは形の同じビーズを合わせるだけ、繰り上がりも簡単です。

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モンテッソーリのお仕事は勉強ではありません。数に興味を持っている年長組の敏感期を満たしてくれるお仕事です。当初、数日で片付けようと思っていた環境ですが「今日でこのゲームは片付けるね」と伝えると、子どもたちが「まだやる」「卒園までやる」「だって、すっごくおもしろい」とブーイング、小さい組さんが「おにこわい~」と目を伏せてしまうので、ゲームをしない時はカーテンで隠して、ゲームをするときはカーテンを開けてという具合ですすめました。2月の楽しいお仕事の一つになりました。

2021.01.20日々のこと
しりとりお絵かき

降園前の帰り支度、寒くなると上着一つ増えるだけで帰り支度が難しくなります。持ってきた上着を忘れてしまうと荷物を下ろして服を着なければいけないし、上着がもこもこするとかばんや水筒がかけにくいし、持ってきた上着を着たくないときはたたんで絵本袋に入れないといけないし、上着を着る時もハンガーから外す、ハンガーを元の場所に戻す、手を入れるのはどっちの袖だったかな?、ファスナーを上げたいのにかみ合わせが上手くいかないし、ファスナーを上げている途中で咬んだり、襟が中に入って気持ち悪かったり......まだまだいっぱいありますよね。こんな時、優しいお母さんは無意識に子どものサポートをして助けてしまいます。でも、それは子どもにとって学びを奪われた瞬間です。

子どもの為にするべきことは助ける事ではなく、動き方を教える事です。「ここを持つとひっぱれるよ」「服はこっちが上で右手から入れたいならこっちの袖に入れてごらん」と声をかけ、「見ててね」とゆっくり動いて見せます。正しく見せれば子どもは1回でその動きを獲得します。難しいのは服を着る行為ではなく、どうしたら上手に着られるかという動き方を知る事、そして自分で練習できるだけのたっぷりとした時間があるかという事です。

さちでは、帰り支度に個人差があるのは承知の上、早い子には特典がつきます。上着を持ってくる子が増えたころから「しりとりお絵かき」を静かに始めます。お友達か書いた絵を見て笑い合ったり、じぶんの考えた言葉の絵を「どうやって描いたらいいかわからない~」と悩んだり、苦労する姿もかわいいです。私は子どもの描く絵はどんな線もみんなかわいいと思っていますが、子ども自身はこだわりがあるみたいで、最初は一つの紙にみんなが代わりばんこに一つづつ絵を描きしりとりをつなげていきました。

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はじめは数人しか参加できませんが何か楽しそうなことをしているぞと子どもが気づくと自分もやりたくて急いで帰り支度を始めます。上着も肩が片方外れてヨレヨレの身なりで「僕もする」と来るので、私は「お洋服が綺麗に着られたらね」と、ひとこと言うだけです。いつもは「できなーい、やってー」という子も必死で身なりを整えます。「子どもにちゃんと着なさい」と求めなくても、自分の課題に自発的に向き合う姿勢は言葉がけ一つで作る事が出来ます。

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子どもの発想力とお絵かきの線はいつもかわいいと思います。大人は絶対に描けない線です。はじめは数人で始めたしりとりお絵かきも今では一人ずつの紙があり、どんどんつなげていきます。「何の絵にしようかな?」言葉を考えるのに時間をたっぷり使いたい子、描いている絵にこだわりたい子、「長くなるまでお絵かきするぞ」「お友達よりも一番長くするんだ」「お部屋の壁を一周するまでつなげるぞ」目標は子どもによってそれぞれです。しりとりお絵かきは現在も継続中ですがかわいい作品がいっぱいです。

2021.01.05保育だより
冬のお仕事

あけましておめでとうございます。コロナ禍で自粛の年末年始でしたがその分穏やかなお正月であったと感じます。今もなお危険な現場で命を守るために奮闘してくださっている医療関係者の皆様に敬意を忘れずに、新年からも安全に保育を進めていきたいと思います。

12月電車の見える公園でいつものようにクリスマスの飾りが並び始めました。木の実を集めたり鬼ごっこしたり集団遊びも増えてくる時期です。お仕事も集中が深くなり、年少組はお兄さんのお仕事をかぶり付きでじっと見る姿が増えてきます。そこで、「やってみる?」と声をかけると首を横に振ったり、縦に振ったり性格によりますが、迷っている子には「できると思うよ」と背中を押します。まだかなと思う子の方が「やりたい」と意欲を見せるのはいつも面白いなと感じますが、「まだちょっと難しいかな、じゃあこっちから練習しようか」というと「はい」という素直な返事が返ってくるのも心が成長したなと感じる場面です。新しいお仕事に取り組む時は「難しかった」と思わないように細心の注意をはらいます。それを子どもも知ってくれているので「先生が言うならそれしてあげてもいいよ」と上から目線で答えるところもかわいい場面です。秋に用意いただいた目隠しのお仕事や手触りの良い毛糸のお仕事もみんな大好きです。

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大きい組さんはクリスマスのお絵かきやおり機、算数の足し算とバリエーション一杯の中で縄跳びが大ブーム、はじめ10回跳ぶのがやっとだった子も2,3週間の間に20,30,100と跳べるようになります。「いっぱい跳べるようになりたい」という気持ちに「お友達よりも多く」という競争心が重なった時の子どものパワーはすごいです!縄が引っ掛かっても「まだ」、続けて飛んでひっかかっても「まだ」、もう立てなくなるくらいまで飛び続けます。それでも次の列に並んで......モンテッソーリ教育をする幼児期は「運動の敏感期」、縄跳びも立派な大切なお仕事の一つです。終業式前は一人が100回以上跳ぶ子もいるので先生の右腕はいささか筋肉痛(笑)ではありましたが、「今日も縄跳びする」という子どもたちへの返事は「OK!」しかないと思います。

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2020.12.06保育だより
おちば

紅葉が綺麗な公園で私が葉っぱを拾っていると「何してるの?」と子どもが見に来ます。「きれいな葉っぱが落ちているから拾っているのよ」というと「手伝ってあげる」と子どもがわしずかみにしたおちばを持ってきました。「ごめんね、うれしいんだけど、先生の探しているのはきれいな葉っぱ、破れていたり茶色ばかりはいらないの」というと子どももハッとした表情になります。そこで、「先生の拾ったのを見せてあげる」と差し出すとオレンジや赤、黄緑や黄色、それを見て子どもも納得してくれたようで、今度は慎重に拾うはっぱを見分けます。葉っぱなら、なんでもいい、どれでもいいというわけではなく大きいのや小さいの、色もできるだけきれいなのを見極めて...「なんで拾っているの?」と聞くので「お楽しみ」と答えに距離を持たせます。

また別の日、トラックが公園に乗り入れ植木の剪定をしていました。公園には葉っぱが山積みです。お仕事の邪魔にならないように、みんなで少しずつお気に入りの落ち葉を拾って帰りました。年長・年中児は絵本におちばを挟みます。「なんで絵本にはさむの?」と聞かれたので「お楽しみ」とまた答えに距離を持たせます。

そして、別の日「今日はこのはっぱを使って冠を作りたいと思います」とお仕事の提供をすると子どもたちからは「な~んだ、そうゆうことね」と笑顔がこぼれます。一番のり気は年少組さん。作った後は頭につけてお仕事をします。そして、公園で記念写真を撮りました。残った葉っぱのお絵かきもとっても上手にできました。

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2020.07.10日々のこと
長い梅雨と虫

今年は毎日のように雨の降る7月でした。お天気カレンダーは雨マークがいっぱい。子どもたちは登園後「今日は公園いける?」が挨拶代わりのセリフとなり、「お空に聞いてみないとね」と答えると「知ってるよ、今日は行けないよね」と自分に言い聞かせるようにつぶやきます。

子どもは大人に答えてほしいわけではなく、駄々をこねたいわけでもなく、ただ、どうしようもない気持ちを聞いてほしいだけなのです。私は「嫌だ、先生は公園行きたいよ~」と泣きまねをします。すると「だめだよ、お外は雨が降っているでしょ」といつも自分が言われているようにお母さん役になって返してきます。「ヤダヤダ、え~ん」と泣きまねすると笑い出します。こんな風に子どもの気持ちをごっこ遊びで代弁していくと、子どものストレスを笑いに変えることができます。

曇り空は絶好の公園遊びになります。子どもたちが集まって大騒ぎしています。何かと近寄るとカミキリムシです。見た目がちょっとグロテスクなのでみんな怖くて触れません。しかし、年中組の女の子の一人が簡単に捕まえます。みんなは「すご~い」と目がキラキラ、その次からは、カミキリムシを見つけると年長組の男の子までが「〇〇ちゃ~ん」と呼びます。怖がりながらも手で触ってみたり...少しずつ虫と友達になり「捕まえられた~」と声が聞こえるまでにはそう時間は必要ではありませんでした。毎年初夏に必ず子どもたちの前に現れてくれる宝物、素敵な自然とのふれあいです。

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2020.06.29日々のこと
網戸

新しい生活の流れがゆっくりと子どもに定着していきます。環境の変化には大人よりも子どもの方が順応性が高いですね。緊張感も少しづつほぐれ、ソーシャルディスタンスも意識が付いてきています。3密の回避に神経を向けていた保育者の緊張感も安心して見守れることが多くなってきました。子どもたちの中でもマスクの着用が当たり前の意識になり、保育者は熱中症予防に時間を決めてこまめに水分補給の時間の合図を出していきます。

保育室と違って、廊下のスペースは子どもの緊張がほぐれます。お仕事に疲れた子どもが絵本を読んだり、積み木をしたりします。そうして子どもが自然と集まる場所なので密になりやすい事も確かです。ずっと喚起の課題がありましたが、思い切って廊下に網戸をつける事にしました。靴箱側の南側、カバン置き場の北側、約10mの距離ですが、風通しがよくなり以前にもましてとても心地よい空間となりました。

子どもたちは一つ覚えることが増えます。網戸の感触は心地よく、手触り、触感が特別です。壊れるような使い方をしないように初めに網戸の開け方を提示します。「これは網戸です」「開けるときはここしか触りません」「ここは弱いところだから強く押すと破れて穴が開いてしまいます」「優しくさわりましょう」という具合です。

子どもに意識をつけるときは、なんでも最初が肝心です。失敗してから「そうじゃなくて...」というよりも、「これはこうします」と正しい事から伝えていくと、「上手にできたね」という褒め言葉をかけられますし、小言の数も少なくなります。成長過程の子どもたちにはプラスの言葉がけを沢山かけてあげたいですね。

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2020.06.01保育だより
6/1 保育開始

非常事態宣言が解除され、いよいよ今日から保育が始まりました。小学校の時差登校と同じく曜日毎、時間毎に人数を制限して短縮で保育を始めました。子どもの生活の中で一番難しいのが『ソーシャルディスタンス』の確保です。手洗いやトイレなど子どもが並ぶ場所は床にシールを張り、距離を保つように配慮し、机の場所を固定する、荷物置き場は共同で使うことをやめ、一人一人の棚としてスペースを確保する、子どもが集中しやすい導線は全て改善して新しい生活様式に変更しました。

2か月ぶりに登園した子どもたちはみんな緊張気味、今まで覚えた生活の導線の改善にかなり戸惑います。しかし、ゆっくりと話をして、何がどう変わったのか一つ一つ伝えます。なぜそうしなければいけないのか、なぜ大切なのか、一つ一つ話して聞かせます。年中・年長組の年齢になると先生の話をしっかりと聞けるようになります。幼児期の場合、動いてしまってから訂正していくのは非常に難しいです。だから、できる限り子どもの動きを想定して、準備を整えて話をします。そうしても、子どもは思った通りには動いてくれないので後は子どもの気持ちと相談しながら微調整を加えます。

新しい生活のお約束のお話はたっぷりの時間を必要としました。話を聞いている間も、お仕事したい子どもたちのお仕事はひしひしと伝わってきます。「早くお仕事したいよね、ごめんね」と言いながら、新しい生活の話は優に45分は超えていたと思います。真剣に聞き続けてくれた子どもたちの態度に確かな成長を感じました。そして、やっとお仕事の時間。「たくさんお話を聞いてくれてありがとう、たくさんお引越しも覚えてくれてありがとう、お待たせ、お仕事をどうぞ!」といつも通り10数えてお仕事が始まります。勢いよくおしごと取りに行く子、何しようかな、と考えてからお仕事する子、リズムは子どもそれぞれでしたが、半日でよくこんなに沢山のお仕事をして帰ったな...と笑みがこぼれます。安全の配慮は保育を進めながらの検討はまだまだ残っています。しかし、学びの環境が子どもに戻ったことは本当に良かったと思います。

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