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2016.11.22モンテッソーリ教具
感覚教育

0~3歳までの子ども達は写真のシャッターをきる様に周りの世界を認識し、情報を雑多に記憶していきます。そして3~6歳で、今まで集めた情報を、同じを見つける、順番に並べる、種類ごとにより分けるといった、3つの知性を使った作業を通してこれらの知識を整理し概念化していく手助けをしていくものが感覚教育です。

少しの差異を見分ける力、物の特質を捉える力などが自然と身につきます。モンテッソーリ教育の代表的な教材で、触れることが最も大切な分野です。子どもは積み木やパズル感覚で楽しみますが、小学、中学になったときに、面積、体積、累乗、乗法公式などの上級算数につながる具体物が教材となっています。写真の教材は幾何タンスという図形の引き出しのお仕事です。○△□は子どもの良く知る形です。お部屋の中から同じ形を見つける、図形のカードを作るなどしてお仕事します。円形の物はすぐに絨毯の上がいっぱいになるほど探すことが出来るのですが、4角形はなかなか見つける事が出来ません。3角形になるともっと見つかりません。

そんなお仕事をした何日か後に、「先生3角形あった~~」と嬉しそうに報告しに来てくれる子どもの姿があります。一つの教材を手掛かりに、今まで気にしていなかった身の回りの物を、図形を気にしながら見るという意識が広がります。幾何立体のお仕事をした次の日は、ご家庭でも急に「立方体・円錐」さがしが始まるので保護者の方も驚いています。子どもにとっては幾何学の図形や立体も、バナナやリンゴと同じように覚えていきます。


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