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2018.07.28
7月 保育だより

入園から4ヶ月が経ち、新入園児のお友達も自分の力で生活を送れるようになってきました。マイペースで黙々とお仕事する子、「一緒にしよ~」と友達を誘う子と色々ですが、朝の登園では「○○ちゃん来たね」とお友達の名前も自然と出てくるようになりました。公園へ出かける時、手をつなぐお兄さんお姉さんにもドキドキしていましたが、自分の中で好きなお兄さんお姉さんが誘いに来てくれるのを目で追う姿もとてもかわいいです。集会の時間も自然に集まれるようになってきたので、朝の時間に線上歩行を始めることにしました。公園に行く時のように「一緒に歩いてみる?」とお姉さんたちが誘いに来てくれます。初めてのことに参加してくれる子と、してくれない子はいますが、見よう見まねで線の上を歩く姿はなかなか様になっていました。

6月末からはプールも始まりました。強い日差しにプールの水も「ぬるーい」の感想。小さな家庭用のプールですがごろ~んと寝転がって「きもちい~」、霧吹きを使って「せんせ~虹作れた~」と興奮する子、誰が長く潜れるかの競争では「もう1回、もう1回」と大張り切りです。夕立も降らない猛暑の中、プールから上がる時は庭の植木にバケツで水をかけます。「自分にも頭からかけちゃおう」には「いいよ~」と「いやだ~」と意見が分かれました。お庭で育てているキュウリやトマト、さつまいものプランターの水やりも楽しいお仕事となりました。

プールの後はお着替えです。最近の子ども達は本当に『生活の事』が苦手です。「できない~」とヘルプの発信の速さも特徴かな...と思ったりします。自分の事を自分で頑張るモンテッソーリ教育ではそんな子ども達に私たちは「出来るよ!がんばれ!」といって励まします。手を出さずに見守ります。そうすると子ども達は覚悟を決めてゆっくりでも自分で動こうとしてくれます。

子どもが自分でするためには絶対的に時間が必要です。急かさず、手を出さない為にはやはり大人の工夫が大切です。窮屈な服から大きめのゆとりのある服に変えるだけで一人で着れます。「引っ張る所はここね」「ここが引っかかるよね、こうすれば直せるよ」と具体的に動き方を伝えます。 子どもがやり難そうにしている(困難の発信をしてきた)時はまず、『どこが難しいのかな?』と原因をさぐり『工夫できるところはどこかな』と環境を整えていきます。子どもの自立はまずは生活の自立からです。お母さんの工夫で子どもの「できた!」が沢山増えるといいなといつも思います。

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